病院から「来週退院です」と急に言われてパニックになったあなたへ。まず確認すべき「2つの現実」
「まだ、どんな状況なのかもわかっていないのに、担当の主治医や看護師さんから『来週には退院ですね』と急に言われた」
弊社には、このような切実な声がたくさん届きます。
医療状況や今後の方針を聞くための初めてのカンファレンス(話し合い)の席で、いきなり「来週退院」と告げられたり、日々の面会の時に看護師さんから「そろそろ次のところを…」と声をかけられたり。 家族からすれば、病状の理解も追いついていない状態で「まだ歩けないのに見捨てるのか」「冷たすぎる」と、頭が真っ白になってしまうのも無理はありません。
しかし、ここで焦って病院に対して不信感を抱いてしまうのは、一番もったいないことです。
まずは深呼吸をして、病院が置かれている「仕組み」と、今すぐ家族が取るべき「初動」を冷静に整理してみましょう。
病院が退院を急がざるを得ない理由:「在院日数の仕組み」
多くの人が勘違いしていますが、特に「急性期病院」と呼ばれる病床は、「病気を治す・治療をする場所」であり、「生活を支え続ける場所」ではありません。
国が定めたルールにより、急性期病棟に入院できる期間の目安は、平均して2〜3週間程度と非常に短く厳格です。
医療従事者がどれだけ優しくても、この目安を過ぎて入院を長引かせることは、国の医療制度の上で難しくなっています。つまり、病院が冷たいのではなく、「次の治療を待っている緊急の患者さんのために、決められた期間内で次の生活の場へ繋がなければならない」という役割を担っているだけなのです。
「急に追い出される」のではなく、「最初からそういうタイムスケジュールになっている」と、まずは捉え直してください。
知っておくべき現実:意思表示をしないと、専門の相談員(医療ソーシャルワーカー)に繋がらない
「どんな状況かもわかっていない」
その通りだと思います。だからこそ、ここが一番大切なポイントになります。
急性期病院では、家族側から「退院後は自宅に戻るのが難しいので、施設入居を考えています」とはっきりと意思表示をしないと、病院の「医療ソーシャルワーカー(相談員)」との連携がスタートしないケースが多々あります。
主治医や看護師さんは治療のプロですが、退院後の生活や施設探しのプロではありません。本人の詳しい医療状況を共有してもらいながら、退院後の具体的な生活の相談に乗ってくれるのは「医療ソーシャルワーカー」という専門の相談員です。
もちろん、病院側が「この状態での在宅復帰は難しい」と早期に判断し、先回りして医療ソーシャルワーカーさんとの連携をスムーズにエスコートしてくれるケースも多々あります。
しかし、病院側が「ご家族は在宅退院前提で動いているのだろう」と受け止めている場合、ご家族側から「実は家でみるのは厳しい、どうすればいいか」とはっきりと意思表示をしないと、なかなか医療ソーシャルワーカーさんの出番に繋がらない仕組みになっていることも多いのです。
「来週退院と言われたけれど、どうしたらいいか分からない」とフリーズしている間にも、時間は過ぎてしまいます。
まずは「身体の状況によっては施設入居も考えています。本人の今の状況を詳しく聞いた上で、退院後の相談をしたいです」と病院側に伝えてください。
ご家族が医療ソーシャルワーカーと共有すべき「2つのこと」
無事に医療ソーシャルワーカーと繋がることができたら、足並みを揃えて具体的に動くために、次の「2つの現実」を相談してみてください。
①「自宅に戻るのは難しいので施設入居を考えています。その場合、この病棟には最大でいつ頃までいられますか?」
急性期病棟の場合、病院側も、医療の経過を見ながら動いているため、最初から「◯月◯日退院」とピンポイントで期限を決められるケースは多くありません。「状態が落ち着いたら…」と言われることがほとんどです。
※回復期リハ病棟(リハビリ病院)や地域包括ケア病棟などは退院期日が明確に決まっています。
だからこそ、「施設を探す」という目的をはっきり伝えた上で、「最大でいつまで猶予があるか」を相談してみてください。 そうすることで、病院側も「それなら今月中であれば…」と目安を出してくれたり、「一旦、地域の回復期や地域包括ケア病棟がある病院に転院して、そこで時間を稼ぎながら探しましょう」といった、現実的な次の提案(選択肢)を出しやすくなります。
②「細かい医療・介護状況は、専門の紹介会社にも直接共有していただけますか?」
本人の正確な状況(退院時に、たん吸引の頻度がどのくらいか、認知症の症状がどう変化しているかなど)を把握することは、次の施設を選ぶ上でとても重要です。
ですが、ご家族が病院から専門的な医療用語や条件を提示されても、「何がわからないかが、わからない」という状態になるのが普通です。それを無理にご家族だけで理解しようとする必要はまったくありません。
「さくもあという紹介会社に間に入ってもらうので、詳しい医療状況や条件はそこと直接やり取りしてください」と、医療ソーシャルワーカーに一言伝えていただければ十分です。
現実的な解決策:医療ソーシャルワーカーと「チーム」になって動く
猶予(タイムスケジュール)さえ分かれば、あとは私たちプロの出番です。
ご家族から「相談にのってほしい」とご連絡をいただければ、私たちが直接、病院の医療ソーシャルワーカーさんと連絡を取り合います。
プロ同士、同じ共通言語で「現在の正確な医療状況」や「退院時の受け入れ条件」を素早く整理し、その条件に合致する施設を選定いたします。
残り時間が「1週間〜2週間」しかなくても、私たちが家族の代わりに実務をすべて動かし、医療ソーシャルワーカーと二人三脚で連携を取るため、最短ルートで次の住まいをご提案することが可能です。
一番避けたいのは、「何を聞いていいか分からないから」と家族だけで抱え込んで止まってしまうこと。
これだと病院側も、次の手を差し伸べづらくなってしまいます。
まとめ:仕組みを理解して、前向きな退院を
病院の対応に傷つく必要はまったくありません。
誰も悪くなく、医療制度のルールに沿って動いているだけです。
「主治医から急に退院と言われてパニックになっている」
「病院からいろいろ聞かれそうだけど、専門的なことは何もわからない」
という方は、まずはその不安な気持ちのままで構いませんので、さくもあにご相談ください。
病院のワーカーさんとのやり取りも含めて、私たちがすべて間に入って状況を整理し、現実的な選択肢をお伝えします。
介護の住まい紹介“ウィズ”「さくもあ」 📍 千葉県(茨城県県南エリアも対応)
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